ROAS計算ツール|CPA・ROI・粗利ROAS同時算出|Web広告採算の判断基準

Web広告のROASを即計算。広告費・売上・CV数からCPA/ROI/粗利ROAS/損益分岐ROASを同時算出。EC・BtoB・リスティングの採算判断に。無料・登録不要・スマホ対応。

広告費・広告経由売上・CV数を入れるだけで、ROAS・CPA・ROI・粗利ROAS・損益分岐ROASを同時に算出。詳細モードでは粗利率と固定費配分を加えて、 広告施策が黒字化しているかを視覚的に判定します。 EC事業者の月次採算チェック、Web広告代理店の提案資料、経営層への説明用試算まで、 スマホ片手でそのまま使えます。

対象期間の広告配信費用(税抜推奨)

広告からの流入で発生した売上(間接CV含めるかは任意)

CV=0の場合、CPAは算出不能(—)で表示

このツールでできること

本ツールは、Web広告の採算指標をまとめて試算できる計算機です。 広告費・広告経由売上・CV数を入力するだけで ROAS / CPA / ROI / 粗利ROAS / 損益分岐ROAS の5指標を一覧表示します。 EC事業者の月次採算チェック、Web広告代理店のクライアント向け提案資料、経営者・マーケターの投資判断まで幅広く活用できます。

ROASとは

ROAS(Return On Ad Spend)とは、広告費に対してどれだけの売上を得られたかを示す指標です。 「広告経由売上 ÷ 広告費 × 100%」で計算し、値が高いほど広告の売上効率が良いことを意味します。 ROASは粗利・原価を考慮しない「売上効率の指標」であるため、採算性(黒字か赤字か)を判断するには 粗利率と組み合わせた粗利ROAS損益分岐ROASを使う必要があります。

4指標の使い分け

本ツールが算出する4つの指標はそれぞれ異なる問いに答えます。

損益分岐ROASの考え方

損益分岐ROASは「これを下回ると広告投資が赤字になるROASの閾値」です。 粗利率から逆算で求められ、計算式は 100% ÷ 粗利率(小数) です。

現在のROASが損益分岐ROASを上回れば黒字方向、下回れば赤字です。 詳細モードで粗利率を入力すると、本ツールが損益分岐ROASを自動計算してバーグラフで視覚化します。

シンプルモード vs 詳細モード

シンプルモードは広告費・売上・CV数の3入力だけでROASとCPAを即確認できます。 「今月のざっくり採算をスマホで確認したい」「代理店レポートの数値を素早く検算したい」場面に最適です。

詳細モードでは粗利率(%)と固定費配分を追加入力すると、ROI・粗利ROAS・損益分岐ROASが算出され、 広告施策が実際に黒字化しているかどうかをバー表示で確認できます。 経営層への採算説明資料や、広告代理店から「ROAS基準だけで判断している」と指摘された場合の反論材料として活用してください。

使い方ガイド

  1. モード選択 — まずは「シンプル」で ROAS・CPA を確認。 損益分岐や ROI まで見たい場合は「詳細」へ切替
  2. 数値を入力 — 広告費・売上・CV数は必須。詳細モードでは粗利率(%)も入力
  3. 結果を読む — 4指標カードと損益分岐バーで 「今の粗利ROASは損益分岐のどこにいるか」を一目で判断

業界別 ROAS 目安(参考値)

業界・商材・顧客獲得戦略によって目標ROASは大きく異なります。下表はあくまで参考値です。 自社の粗利率から損益分岐ROASを算出し、それを超えることを最低ラインとしてください。

業界・広告種別 一般的なROAS目安 平均粗利率の目安 備考
EC(物販・小売) 300〜500% 30〜40% 商材・リピート率により変動大。損益分岐250〜333%
BtoBサービス 500%以上 50〜70% 長期契約・LTV基準が主。損益分岐143〜200%
リスティング広告(全般) 400%前後 業種による キーワード単価次第。競合が多い領域はCPA高騰に注意
不動産・金融 500〜1000% 高め(サービス型) 単価が大きく少数成約型。1件CVで大きく数値が動く
アプリ・SaaS 200〜400% 60〜80%(利益率) LTV/CAC比(3倍以上が目標)で評価するケースも多い

※上記数値は業界調査・マーケティング実務の一般的な目安であり、保証値ではありません。 自社の実績値・粗利率をもとに損益分岐ROASを算出してご判断ください。

計算例

例1: EC事業者(月次採算チェック)

広告費30万円 / 広告経由売上150万円 / CV数30件 / 粗利率40%

粗利ROAS(200%)が損益分岐ROAS(250%)を下回っているため赤字です。 ROASは500%と高水準に見えますが、粗利率40%の商材では250%以上のROASが黒字ラインです。 CPA(10,000円)目標との比較や値付け・原価率の見直しが必要です。

例2: BtoBサービス(代理店向け提案資料)

広告費50万円 / 広告経由売上300万円 / CV数20件 / 粗利率60%

粗利ROAS(360%)が損益分岐ROAS(167%)を大幅に上回り黒字です。 ROI 260%は広告費の2.6倍の粗利を生み出していることを示し、広告費追加投資の余地があります。

例3: リスティング広告(採算悪化の危険シグナル)

広告費20万円 / 広告経由売上60万円 / CV数40件 / 粗利率30%

ROAS300%は一見まずまずに見えますが、粗利ROAS(90%)が損益分岐ROAS(333%)に大きく届かず大幅赤字です。 ROI −10%は広告費の10%分が純損失であることを示します。 入札単価の見直し、キーワード絞り込み、または商品の値上げ・原価削減が急務です。

※各計算例の数値は説明用の仮定値です。実際の採算はツールに自社の数値を入力してご確認ください。

よくあるご質問

Q1. ROASとROIはどう違いますか?

ROASは「広告経由売上 ÷ 広告費 × 100%」で、広告費に対する売上の倍率を示します。原価や粗利は考慮しません。 一方ROI(粗利ベース)は「(売上 × 粗利率 − 広告費)÷ 広告費 × 100%」で、利益が広告費を上回っているかを測ります。 ROASが500%でも粗利率が20%なら粗利ROAS100%にしかならず、採算は厳しい状態です。 ROASは効率指標、ROIは採算指標として使い分けてください。

Q2. 損益分岐ROASとは何ですか?

損益分岐ROASは「広告投資の粗利回収ラインがちょうど100%になる」ROASです。 計算式は「100% ÷ 粗利率(小数)」で求められます。 粗利率40%なら損益分岐ROASは250%。ROASが250%に届かなければ広告費が粗利を上回り赤字となります。 詳細モードで粗利率を入力すると本ツールが自動表示し、現在のROASとの差を視覚化します。

Q3. 粗利率はどう決めればいいですか?

「(売上 − 売上原価)÷ 売上 × 100%」で算出した直近3〜6か月の平均値を使うのが基本です。 ECであれば仕入原価+配送費+決済手数料を原価に含めるのが一般的です。 BtoBサービスの場合は人件費を原価に含めるか変動費のみにするかで粗利率が大きく変わるため、 自社の管理会計ルールに合わせてください。 固定費(家賃・正社員給与等)は通常粗利率の計算に含めず、ROI計算時に「固定費配分」として別途考慮します。

Q4. CV数が0件のときCPAが表示されないのはなぜですか?

CPAは「広告費 ÷ CV数」で計算するため、CV数がゼロの場合は分母がゼロになり計算不能(ゼロ除算)となります。 本ツールではCV数が0件の場合はCPAカードを非表示にしています。 CV数に1以上の値を入力するとCPAが計算・表示されます。

Q5. ROASが高ければ必ず黒字になりますか?

なりません。ROASは粗利率を考慮しないため、ROASが高くても粗利率が低ければ赤字になります。 たとえばROAS300%・粗利率30%の場合、粗利ROASは90%で損益分岐ROAS333%を下回り赤字です。 黒字かどうかの判定には「粗利ROAS ≥ 損益分岐ROAS」または「ROI ≥ 0%」を確認してください。 詳細モードで粗利率を入力すると本ツールが自動判定します。

Q6. 複数キャンペーンを1回の計算で比較できますか?

現バージョンのツールは単一キャンペーン(1セットの入力)のみ対応しています。 複数キャンペーンを比較する場合は、キャンペーンごとに数値を入れ替えて個別に計算し、 結果をメモ・スプレッドシートで並べてください。

免責事項

本ツールの計算結果は参考値です。業界ベンチマーク数値は各種マーケティング実務調査に基づく目安であり、 個々の事業・商材・市場環境によって大きく異なります。 広告戦略の変更・予算配分・事業判断については専門家(マーケティングコンサルタント・税理士等)にご相談ください。